光輪ロジ、ラップ車で地元PR 登別温泉など描く
物流企業
2015/04/20 0:00
【北海道】光輪ロジスティクス(沼崎孝則社長、北海道登別市)は4月から、地元の登別市、白老町をPRするラッピングトラックを走らせている。鶏卵を運ぶ大型冷蔵トラック1台をラッピングし、千歳市、苫小牧市、登別市で配送。 沼崎社長は「地元の人に地元の素晴らしさを、更に他地域の人にも登別市、白老町のことを知ってもらいたい。走る看板としてトラックで地域を盛り上げながら、地元の子供たちにこんな運送会社が近くにあるんだと知ってもらえればうれしい」と話す。 同社は2013年9月、沼崎氏の出身地である登別市に設立。メーンである家電、自動車パーツ輸送のほか、登別市内の全ての小・中学校に地元ブランド「のぼりべつ牛乳」を届けるなど、地域に密着した運送会社として事業を展開する。 会社創立時からトラックで地元をPRしたいと考えていたが、「いろいろな人とのつながりによって、こんなにも早く実現することができた。支えてくれた人や地元への感謝を込めて、お祭りなどの地域のイベントにもトラックを出動させていきたい」と力を込める。 トラックは左右両サイドに違うデザインをラッピング。片面は北海道を代表する温泉地、登別の地獄谷で、もう一方は白老町のアイヌ民族博物館のイラストとなっている。 ユニークなのは絵本「ウォーリーをさがせ!」さながらの隠れんぼ要素が盛り込まれている点。観光地とそこを訪れる人たちの中から、特定のキャラクター一人を見つけ出すという遊び心が盛り込まれている。 ラッピングトラックを運転するドライバーは「大型スーパーの配送に行くと、子供連れや学生の注目を集め、反対側のボディーまで見に来てくれる」と笑う。 デザインや事業者などは、登別市・白老町観光連絡協議会のラッピング事業実行委員会で決定。5月末には、松崎商事(松崎徳己社長、白老町)のラッピングトラックと共に出発式を予定している。当日は、ラッピング車と同じミニカー50台を配布する。(北原進之輔) 【写真=ラッピング車をバックに同じデザインのミニカーを持つ沼崎社長】