物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

LAC・清水運輸など■専門学校生の作品表彰 若者の感性 デザイントラックに

団体

2015/04/16 0:00

 オートボディープリンターの製造販売を手掛けるエルエーシー(村井秀世社長、東京都町田市)は11日、清水運輸(清水英次社長、埼玉県富士見市)とエスユーロジ(清水社長、同)、東京デザイン専門学校(東京都渋谷区)と産学協同プロジェクト「街に芸術を」の表彰式を行うとともに、受賞作品をプリントした車両を披露した。同プロジェクトは、若者の感性による運送業界の活性化を目的に、大型トラックのグラフィックデザインを募集。エルエーシーは、自由なレイアウトと彩色を施したトラックを、「デザイントラック」として商標登録。業界再生の手段としてアピールしている。  清水社長は「業界では若手ドライバーが不足し、事業存続の岐路に立たされている。デザイントラックで状況を打破し、ノウハウを他社と共有したい、と産学協同プロジェクトに参画した。集まったデザインは、我々の発想では出ないものばかりだ」とあいさつ。  エルエーシー国内事業部の長坂純一部長に続き、東京デザイン専門学校の社会活動推進室の戸田吉彦統括が、「多くの産学協同プロジェクトを手掛け、企業とのコラボレーション作品を発表してきたが、大型トラックボディーのように、大きなものを学生に依頼されたのは初めてだ。生徒が社会に巣立った後の励みになる」と述べた。表彰では3賞を用意。エルエーシー賞に多嘉山ゆりあさん、清水運輸賞には伊沢友里奈さん、エスユーロジ賞には庄司健太郎さんがそれぞれ選ばれた。(佐々木健) 【写真=受賞作をプリントした3台の大型トラックと、作品を手掛けた専門学校生】





本紙ピックアップ

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

オススメ記事

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap