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JP&楽天、ロッカー受け取り開始 10月末まで都内25局に試行設置

物流企業

2015/04/09 0:00

 日本郵便(JP、高橋亨社長、東京都千代田区)と楽天(三木谷浩史会長兼社長、品川区)は6日、共同記者会見を開き、インターネット通販商品のゆうパック専用ロッカーでの受け取りサービス「はこぽす」を9日から実施する、と発表した。高橋、三木谷の両社長は「利用者の利便向上により、ニーズの拡大につなげたい」と抱負を述べた。(田中信也)  楽天が運営するインターネットモール「楽天市場」の商品購入を対象に10月末まで試行実施するもので、1月15日に日本郵便が構想を発表。9日の開始を前に、サービスの詳細を明らかにした。  9日午前9時以降、楽天市場の出店者(300者程度)からの商品購入について、希望する郵便局のはこぽすを指定できる。  試行実施では、東京都内での受け取りに限定。「通勤・通学途中に立ち寄れる」「自宅の近くで受け取れる」「お昼休みや出先で受け取れる」などの利用シーンを想定し、渋谷郵便局、世田谷郵便局など集配業務を行う25局に設置する。このうち、23区内の20局では24時間対応する。  利用できるのは、普通扱いのゆうパックのみで、冷蔵・冷凍や代金引き換え、着払いなどは扱わない。サイズは、3辺の計100センチ、かつ重さ30キロ以内で、「書籍やCD・DVD、化粧品・美容品、ハンカチ、靴下など軽くて持ち運びやすい商品に最適」(日本郵便)としている。  また、サービス開始に当たり、利用促進キャンペーンを行う。13日~5月13日までの期間中に利用すれば、もれなく楽天スーパーポイントを100ポイント、利用後のアンケートへの回答で400ポイントをプレゼント。更に、全アンケートへの回答で10万ポイントを山分けする。  会見で、高橋氏が「eコマース(電子商取引)など通販市場が拡大するとともに、ライフスタイルが多様化しており、利用者の受け取りに対する煩わしさを解消することで、ゆうパックの利用拡大につなげたい」、三木谷氏は「楽天市場のユーザーの受け取りニーズも多様化している。ロッカーで24時間受け取れるサービスはまさに『受け取り革命』であり、今後も革新的なサービスに取り組んでいく」と、それぞれ意気込みを語った。  今回の提携をきっかけとした協調関係について、三木谷氏は「今後も深めていく」としつつ、「今回のサービスでカバーできない部分はまた別の手立てを考えたい」と発言。高橋氏は「まずは楽天との連携によるサービスでニーズを分析し、今後の対応を検討したい」と話した。 【写真=記者会見後に堅い握手を交わす高橋社長(右)と三木谷社長】





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