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新聞協同運輸&アテリオバイオ、乳酸菌を開発・販売 経営と研究で「二刀流」

団体

2015/04/06 0:00

 【北海道】新聞協同運輸(三輪一典社長、北海道旭川市)とグループのアテリオ・バイオ(同)は、三輪社長らが研究開発したライラック乳酸菌の本格的な販売網の構築に乗り出す。(那須野ゆみ)  三輪氏は、1982年、慶應義塾大学大学院(理工学部)修士課程を卒業、日産自動車中央研究所(現日産自動車総合研究所)に勤務。研究生活を送っていたが、実父の死去に伴い、89年から家業の新聞協同運輸を継承した。  2009年から、新しい貨物を創出するため「おから」に着目。おからは繊維質が多く栄養価も高いが、産廃として処理すると1トン当たり1万円の費用が掛かる。そこで、「おからに乳酸菌を植えて発酵させ、豚が病気にかかりにくい飼料を作れないものか」と考えたのをきっかけに、本格的な研究に入った。  乳酸菌は動物性と植物性に大別され、「どこにでも乳酸菌を作る菌は存在するが、北海道らしく奇麗な花から」と決めた。自宅庭に咲くライラックを由来(出身地)とする新しい菌を、豆腐の製造工程で絞り出される熱いおから(セ氏100度)に植え付け発酵させてできたのがライラック乳酸菌だ。  夏と冬の気温差が60 度もある旭川で育った菌は「強く良質の菌」と三輪氏。  12年1月、アテリオ・バイオを設立。廃棄物を扱う仕事は「静脈産業」と言うが、「おからをもっと日の当たるところに」という思いから、アテリオ(動脈)を社名に冠した。  同年5月に特許証、13年8月には商標登録証が特許庁から新聞協同運輸へ。更に、道からも「北海道食品機能性表示制度運用要綱」の規定に基づき数々の認定証が交付されている。  同乳酸菌はLDL(肝臓で作られたコレステロールを運ぶたんぱく質で、この働きが限度を超えると動脈硬化の原因となる)の数値を下げ、便秘の改善に効果を発揮することから、成人病予防や人工透析患者にも有効。味や香りがほとんどないので粉末タイプは味噌汁やスープ、お茶に混ぜて手軽に摂取できる。  今後は更に商品開発を進めながら、店頭とネット販売に力を入れ「世界中の人のおなかを健康に」と、経営者と研究者の「二刀流」を続ける。 【写真=三輪社長と数々の認定証を掲示したボード】





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