東ト協、公認支部がスタート 東京方式2年で実現
団体
2015/04/06 0:00
東京都トラック協会(大高一夫会長)で2年余りかけて進めてきた「公認支部」が1日、発足した。支部の主体性を確保しつつ、本部と25支部が一体となり、現状の運営体制を維持する「東京方式」として注目されていた。発足式には全支部長に加え、関東7県のトラック協会長と専務も出席し、新たなスタートを祝福した。(高橋朋宏) 大高会長は「名実共に本部と支部は一体化する。皆さまの苦労に心から感謝申し上げる。創立50周年を目前に控え、25支部が法律で公に認められた組織として新たなスタートを切ることは、協会活動の大きな原動力となる。本部と支部がより一層コミュニケーションを密にし、スムーズな組織運営に努めて、これまで以上に会員の声を反映した事業を展開していきたい」とあいさつした。 式典では、支部長、事務長一人ひとりに支部旗と認証状、バッジが手渡された。 支部長を代表して、藤倉泰徳足立支部長は「支部公認化に際し、多大な支援と理解をいただいた。何よりも事務長の皆さんにはタイトな時間の中、大変な事務作業を行ってもらった。大高会長が常々言われている、支部重視・会員重視が形になった。来年50周年を迎える東ト協にとって、とても大きな改革だ」と述べた。 全日本トラック協会の星野良三会長は「支部が一つの独自性を持ち、支部長の責任は大きくなる。少しでも会員が良くなるよう事業運営して欲しい」と祝辞。 また、全ト協副会長の三浦文雄・群馬県トラック協会長は「業界を取り巻く状況が厳しい中、東ト協が組織体系を充実させて課題克服へ取り組むことに、関東にとどまらず日本全国のトラック協会が期待を寄せている。トップリーダーとしての力を遺憾なく発揮してもらいたい」とエールを送った。 東京方式は、法的・社会的に「非公認の支部」から、支部の主体性を確保しつつ、本部と一体の組織として「公認の支部」へ移行するもの。 【写真=支部旗の授与などを行った発足式】