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三井倉庫HD、ヘルスケア事業を強化 神戸・埼玉に相次ぎ拠点

物流企業

2015/03/30 0:00

 三井倉庫ホールディングスは医薬品・医療機器などを取り扱うヘルスケア事業の強化に乗り出す。9月までに兵庫県と埼玉県の2カ所に専用センターを完成させるほか、新たに兵庫県内に建設用地を取得。当面、専用センター5カ所体制を構築し、事業基盤を固める。同社ではヘルスケア事業を成長領域と位置付けており、集中投資を行いながら年間50億円規模の売り上げ確保を目指す。(高木明)  4月末に完成するのは、専用施設としては近畿圏で2番目となる西神戸事務所第2センター(神戸市須磨区)。5階建てで、延べ床面積1万3400平方メートル。更に、9月には延べ床面積1万9200平方メートルの北埼玉事務所第1センター(仮称、埼玉県加須市)が竣工する見通し。  また、3月中旬までに、建設中の西神戸第2センターに隣接した用地7900平方メートルを取得。2016年中の稼働を目指して西神戸事務所第3センター(仮称、神戸市須磨区)を建設する。拠点を近畿、関東に設けることで、取引先のBCP(事業継続計画)対策に対応していく。  三井倉庫HDでは今後、2~3年の間に、東名大の3大経済圏で専用センター5カ所体制を整備。「当社グループの医薬品・医療機器物流サービスの特徴は、製造業・卸売販売業などの許可を取得し、自社雇用の管理薬剤師を配置していること」(広報室)としている。 【写真=4月末に完成予定の西神戸事務所第2センター】





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