リポートオーシャン、トレーラ市場成長見込み アジア太平洋が優位占め
調査
2021/12/27 12:50
市場調査会社の米リポートオーシャンが22日に発表した2022~30年のトレーラの市場予測は毎年3・6㌫の成長を見込んでいる。また、トレーラの世界市場の売り上げも、21年の同市場規模は208億7700万米㌦だったが、30年には297億9350万米㌦に達する見通し。
地域別に見ると、20年のトレーラ世界市場ではアジア太平洋地域が優位を占め、22~30年も変動はないと予測。道路建設の開発が進んだことや貨物輸送を奨励する地域条約の増加、大型商用車の利用増加が大きな要因となっている。
トレーラ市場成長を推進させる原動力は、物流業界の拡大やコールドチェーン輸送の出現、コストの低下、貨物スペースの拡大など。一方、鈍化させる要因としては、自動車用トレーラの維持費の高さや、冷蔵トレーラの環境への懸念が高まっていることなどを挙げている。(吉田亮太)