Mujin&日立物流、靴箱のコンテナ投入・外装箱の処理を自動化
テック
2021/11/09 18:17
Mujin(滝野一征CEO=最高経営責任者、東京都江東区)と日立物流は9日、世界的スポーツシューズメーカーの日本拠点の物流施設(千葉県)で、マスターレス(商品情報の事前登録なし)の混載荷下ろしロボットを3台稼働させた、と発表した。
知能ロボットを使い、これまで人が手で行っていたシューズボックスの店舗別仕分けを行うシステムへ供給する作業の自動化を実現した。また、作業時に出る空箱も同ロボットで処理できる。
知能ロボットはセンサー「Mujin3Dビジョン」による3次元認識により、狭いスペースでも特殊な開発や設定を必要とせず、自動で最適な軌道・速さに調節しながら動く。複数台のロボットを稼働させることで物流センターの自動化率を高め、物量の波動を吸収することにより、安定的な労働環境の実現に寄与している。(菊地将矢)