ダイアログ/請求管理ツール、荷主ごとに収支確認可能 早期の改善実行を支援
テック
2021/11/04 18:08
ダイアログ(方志嘉孝社長、東京都品川区)は2日、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業者向けの請求管理ツール「タリフィー」に、センターや荷主ごとに収支を確認できるダッシュボードを実装した、と発表した。採算が取れているか分析することで、早期の改善アクション実行を支援する。
タリフィーは、WMS(倉庫管理システム)やエクセルなどでバラバラに管理している情報をまとめ、センター、荷主ごとの売り上げとコストを集計し、可視化するシステム。データを基に、請求書の発行もできる。
今回のリニューアルでは、ダッシュボードにセンター別、荷主別の売り上げと、人件費などのコストを表示。月末のデータ確定を待たずに、当月の売り上げ予測を立てることが可能になる。また、ダッシュボードは、オプションで顧客に合わせたカスタマイズも行える。
同社は「新型コロナウイルス禍を背景に個人消費のEC(電子商取引)化が加速し、物流現場では閑散期と繁忙期の業務量差が課題となっている」と指摘。その上で、「採算を可視化して管理し、早期に改善することがセンターの売り上げや利益改善につながると考え、機能を拡充した」としている。
今後も更にアップデートを推進。2022年4月には、リアルタイムにデータを確認可能なモバイルアプリケーション、同年5月にはダイアログが提供するWMSとのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携を予定している。
なお、タリフィーのリニューアルを記念し、先着10社限定で初期費用10万円が無料になるキャンペーンを実施する。(根来冬太)