中京陸運、千葉・野田に自前拠点 20日稼働 毎年最低1台増車
物流企業
2017/11/13 0:00
中京陸運(鷹見正彦社長、名古屋市熱田区)は9日、千葉県野田市に関東物流センター及び野田営業所を開設し、完成記念式典を開催した。今まで、市内で借りていた拠点で運営していたが、自前の施設を開設するとともに移転。11月20日から稼働させる。 2012年10月、野田市で既存の土地と建物における賃借契約を締結し、愛知県外初の物流拠点として開設。同社は東京に決裁権を置く荷主が多く、要望も多かったことから関東進出に至った。一方、当時から自社物件の建設を検討していたため、今回、自前で拠点を開設して移転・稼働させる。 鷹見社長は「今回の新社屋完成を機に、しっかりと根を生やし、関東地区で花を咲かせたいと思う」とあいさつ。続けて、「来年度、65周年を迎える。グループでは今年度に売上高200億円を達成する見込み。今後、300億円を目標に据え、本日より新たに一歩を踏み出した。関東地区においては、時期とお客さまの要望を見ながら新拠点開設を検討していく」と話した。 敷地面積7250平方メートル、平屋建てで、延べ床面積は2860平方メートル。常磐自動車道・柏インターチェンジに近く、国道16号に面しており、交通アクセスに優れる。新倉庫の半分を使い、前拠点と同様の荷物を取り扱う。残りのスペースの活用については、現在未定で、賃貸も見据えながら検討する。また、事務所棟は2階建て、延べ床面積90平方メートルとなっている。 稼働時はドライバー7人体制で、順次増車・増員する予定。最低でも年に1台のペースを見込んでいるが、業績次第ではペースを早めるという。関東物流センターを統括する野田営業所の山田敬介所長は「短い期間で増車・増員できるほどの業績を上げられるよう努める。地場に根を下ろして展開していきたい」と語った。(井内亨) 【写真=交通アクセスに優れる立地の関東物流センターと野田営業所】