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野村不、千葉・柏に施設2棟 アパレル系テナント入居

産業

2016/07/18 0:00

 野村不動産(宮島誠一社長、東京都新宿区)は14日、千葉県柏市で建設を進めてきた大規模物流施設ランドポート柏沼南Ⅰ・Ⅱの2棟が竣工し稼働した、と発表した。ランドポートシリーズとしては8、9棟目で、両棟合わせた延べ床面積は10万3千平方㍍超。季節波動や将来の拡張を考慮した設計が特徴で、アパレル、ファッション系テナントが入居し、高稼働でスタートした。(吉田英行)  都心から30キロ沼南工業団地内に立地し、常磐自動車道・柏インターチェンジ(IC)から12キロ、東武野田線・高柳駅からは4キロほど。同シリーズで初めて従業員専用送迎バスを運行する。  両棟とも3階建てで、1フロア1万6500平方メートルを確保。Ⅰは敷地面積2万8千平方メートル、延べ床面積4万9500平方メートルとなっている。Ⅱが敷地面積3万6400平方メートル、延べ床面積5万4100平方メートル。  当初からアパレル系テナントの入居を想定し、スペースの有効活用を重視した設計を採用。はり下有効高6005メートルの区画ではメザニンラック(中2階)を設置できるようにするなど保管効率を高め、季節波動による物量増加や将来的な拡張にも対応しやすくした。  全館にLED(発光ダイオード)照明を採用したほか、屋上に太陽光パネルを取り付けるなど、環境面にも配慮。日本政策投資銀行(DBJ、柳正憲社長、東京都千代田区)の環境認証「DBJグリーンビルディング」で、最上位から2番目の「四つ星」を取得している。  雇用面でも、専用送迎バスに加え、同シリーズ初のカフェテリアを施設内に設置。従業員満足度の向上を図る。 【写真=ランドポート柏沼南Ⅰ・Ⅱの2棟が竣工し稼働】





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