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多摩川精機など、揺れ・振動防止装置を開発 輸送中の水平を保つ

産業

2021/06/04 0:00

 航空機用精密部品を製造する多摩川精機(関重夫社長、長野県飯田市)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA、山川宏理事長)など4者と共同で輸送中の荷物を揺れと振動から保護する「無揺動防振装置」を開発し、受注を始めている。飛行機に据え付ける空中撮影用カメラの安定化装置に使用した無揺動化技術とJAXAがロケット打ち上げに採用する防振技術を組み合わせたもので、精密機器の運搬を手掛ける運送会社からの問い合わせをきっかけに研究を開始。精密機器、医薬品など慎重な輸送が求められる品物への活用のほか、ワクチン輸送などへの応用が期待される。(原田洋一) 【写真=ジャイロセンサーと防振材の最適配置で揺れと振動を低減】





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