物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

取引労働改善大阪協、段ボール輸送を効率化 底敷き一度に積み替え 60%時短見込む

団体

2018/12/17 0:00

 【大阪】トラック輸送における取引環境・労働時間改善大阪府地方協議会(安部誠治座長、関西大学教授)は5日に開いた会合で、コンサルティング事業の進ちょくについて話し合った。(蓮尾輝)  近畿運輸局の八木一夫局長は「人手不足は全産業共通の課題となっており、中でもドライバー不足は特に深刻。トラック輸送は我が国の経済と国民の生活を支える基幹産業であり、円滑な業務が滞ることがあってはならない。一朝一夕に解決できることではないが、この場で議論を深めて糸口を見つけたい」とあいさつ。  9月からスタートしたコンサルティング事業では、経営コンサルタントと連携し、紙製梱包資材メーカーを着荷主とした段ボール輸送業務をモデルとして効率化の手段を模索。発荷主と着荷主のパレットの規格が異なることで積み直しの手間が特に問題となっており、改善すべき課題として挙がっていた。  これまでは、手作業で丁寧に積み替えていたため1パレット当たり18往復、車1台につき60分の荷下ろし時間が発生していたが、今回の改善案ではあらかじめパレットと荷物の間に薄い底板を敷き、それを手に持って引くことで隣接するパレットに全ての荷物を一度に積み替えるという方法を採用。従来に比べて60%の時間削減が見込まれるという。  また、納品曜日の事前調整や運行計画の見直しによる便数や待機時間の削減の取り組みも同時に行い、更なる改善と分析も進める。  大阪府トラック協会の辻卓史会長は「このまま長時間労働を是正できなければ、我々、運送事業者は業態の維持すら難しい。きつい、汚い、危険の3Kイメージを払しょくし、安心、安全、安定の3Aを目指さなければならないが、運送業界単独の努力では難しい。荷主、行政の皆さんにも協力をお願いしたい」と呼び掛けた。 【写真=コンサルティング事業の進ちょくを確認】





本紙ピックアップ

民間調べ/新物効法の義務付け、「負担感じる」78%

 電動車関連の導入コンサルティングを行うCUBE-LINX(キューブリンクス、桐明幹社長、東京都日野市)が3月25日に発表した、物流効率化法(新物効法)への対応実態に関する調査によると、同法による義務付けに負担を感じてい…

日本財団、陸上から自動運航船支援

 日本財団(尾形武寿会長)は3月27日、陸上拠点から4隻の自動運航船を同時支援するデモンストレーションを公開した。同財団によると、自動運転レベル4(特定条件下での完全自動運転)相当の複数の自動運航船の同時モニタリング・運…

大和運送、業務効率化で働きやすく

 大和運送(岩田大和社長、山形県天童市)は業務を効率化し、働きやすい環境の構築を進める。2025年5月に整備倉庫を新設したほか、26年1月にはトラックの洗車に使う高圧洗浄機を1台導入するなど、さまざまな面から生産性の向上…

埼倉協、大学・高校担当者と意見交換

 埼玉県倉庫協会(佐久間文彦会長)が3月17日に開いた大学、高校の進路指導担当者との意見交換で、物流業界に対する認知不足や就職活動の早期化、就職先に関する学生の志向の変化といった問題を指摘する声が目立った。こうした環境の…

オススメ記事

民間調べ/新物効法の義務付け、「負担感じる」78%

 電動車関連の導入コンサルティングを行うCUBE-LINX(キューブリンクス、桐明幹社長、東京都日野市)が3月25日に発表した、物流効率化法(新物効法)への対応実態に関する調査によると、同法による義務付けに負担を感じてい…

日本財団、陸上から自動運航船支援

 日本財団(尾形武寿会長)は3月27日、陸上拠点から4隻の自動運航船を同時支援するデモンストレーションを公開した。同財団によると、自動運転レベル4(特定条件下での完全自動運転)相当の複数の自動運航船の同時モニタリング・運…

大和運送、業務効率化で働きやすく

 大和運送(岩田大和社長、山形県天童市)は業務を効率化し、働きやすい環境の構築を進める。2025年5月に整備倉庫を新設したほか、26年1月にはトラックの洗車に使う高圧洗浄機を1台導入するなど、さまざまな面から生産性の向上…

埼倉協、大学・高校担当者と意見交換

 埼玉県倉庫協会(佐久間文彦会長)が3月17日に開いた大学、高校の進路指導担当者との意見交換で、物流業界に対する認知不足や就職活動の早期化、就職先に関する学生の志向の変化といった問題を指摘する声が目立った。こうした環境の…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap