物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

福井ト協/トラフェスタ、お仕事体験コーナー開設 楽しみながら物流学ぶ 「過積載」コールに爆笑

団体

2018/11/12 0:00

 【福井】福井県トラック協会(清水則明会長)は10月21日、坂井市の福井県児童科学館(エンゼルランド)で、トラックの日のPRイベント「トラックフェスタ2018」を開催した。アトラクションで2種類の「お仕事体験」を用意し、子供たちが楽しみながら物流を学んだ。(星野誠)  清水会長が「トラックは皆さんの暮らしを守るライフライン。生活と仕事のため、1年365日24時間頑張っている。イベントやゲームをたくさん用意したので、楽しみながらトラックに興味を持って欲しい」とあいさつ。  福井運輸支局の安藤和博支局長が「トラックは国内物流の9割を担い、水や空気と同様に大切なもの。業界は深刻な人手不足で、皆さんに、将来はトラックの仕事をしていただきたい」と述べた。  また、坂井支部の後藤隆一支部長も「地元開催は5年ぶりで、晴天にも恵まれワクワクしている。『トラックって格好いいよね』と、一人でも多く感じてもらえたらうれしい。楽しい一日にしよう」と呼び掛けた。  後藤支部長が自社(春江貨物)の4トントラックを提供し、青年部会(藤尾秀樹部会長)がお仕事体験コーナーを開設。親子連れは「1キログラム」「1.5キログラム」などと重量を指定したカードを引き、その重さに見合った食料品や日用品などをトラックの荷台で集めた。  そして計量を行い、誤差100グラム以内に「ピタリ賞」が、200グラム以内に「ニアピン賞」が贈られたが、重量当ては難しく、苦戦する親子が続出。「過積載!」がコールされるたびに、爆笑の渦に包まれた。  一方、女性部会の睦実会(伊藤京子会長)では、室内で別のお仕事体験を担当した。子供たちはアイテム名が書かれた伝票を手に、車両に見立てた台車でトラックステーションを出発。農家、倉庫、工場――の各コーナーで集荷し、ゴールのショッピングセンターに商品を届けた。  次から次へと子供たちの台車が来るため、コーナーを受け持つ睦実会メンバーは休む間も無く、実際の物流現場さながらの荷待ち渋滞も発生。藤井ふぢ美副会長は息を切らし、センターから各コーナーに商品を戻す作業に走り回った。伊藤氏は「まさに人手不足。あと2人ぐらいスタッフが欲しい」と苦笑した。 【写真=子供たちの台車で「荷待ち渋滞」も発生】





本紙ピックアップ

出版業界、適正原価義務化に危機感

 出版・印刷・製本・取次・書店業界が、トラック新法で規定され3年以内に施行される、運賃・料金の適正原価の義務化に危機感を強めている。出版不況の下、多くの出版社は出版物の大幅な値上げに踏み切れず、出版物関係の運賃は他業界と…

国交省/次世代ターミナル形成、システム導入へ指針策定

 国土交通省は、ICT(情報通信技術)などを活用した内航フェリー・RORO船ターミナル(次世代高規格ユニットロードターミナル=ULT)の形成に向け、内航フェリー・RORO船ターミナルのシャシー・コンテナ位置管理などシステ…

中国運局と公取委中国支所、初の合同荷主パト

 中国運輸局と公正取引委員会中国支所は17日、トラック・物流Gメンと下請課による合同パトロールを行い、広島市西区の荷主企業や荷主の業界団体を巡った。両者の連携による取り組みとして、トラックドライバーに聞き取り調査などを行…

物流企業のMBO、業界の構図変える契機か

 上場企業のMBO(経営陣が参加する買収)が増加傾向にある。物流企業も例外でなく、最近はエスライングループ本社(山口嘉彦社長、岐阜県岐南町)、トランコム(神野裕弘社長、名古屋市東区)、日新(筒井雅洋社長、東京都千代田区)…

オススメ記事

出版業界、適正原価義務化に危機感

 出版・印刷・製本・取次・書店業界が、トラック新法で規定され3年以内に施行される、運賃・料金の適正原価の義務化に危機感を強めている。出版不況の下、多くの出版社は出版物の大幅な値上げに踏み切れず、出版物関係の運賃は他業界と…

国交省/次世代ターミナル形成、システム導入へ指針策定

 国土交通省は、ICT(情報通信技術)などを活用した内航フェリー・RORO船ターミナル(次世代高規格ユニットロードターミナル=ULT)の形成に向け、内航フェリー・RORO船ターミナルのシャシー・コンテナ位置管理などシステ…

中国運局と公取委中国支所、初の合同荷主パト

 中国運輸局と公正取引委員会中国支所は17日、トラック・物流Gメンと下請課による合同パトロールを行い、広島市西区の荷主企業や荷主の業界団体を巡った。両者の連携による取り組みとして、トラックドライバーに聞き取り調査などを行…

物流企業のMBO、業界の構図変える契機か

 上場企業のMBO(経営陣が参加する買収)が増加傾向にある。物流企業も例外でなく、最近はエスライングループ本社(山口嘉彦社長、岐阜県岐南町)、トランコム(神野裕弘社長、名古屋市東区)、日新(筒井雅洋社長、東京都千代田区)…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap