物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

全国道路利用者会議、渋滞対策 利用者目線で 国会議員むけ活動へ

団体

2018/05/28 0:00

 全国の地方自治体やトラック、バス、建設などの事業者・団体で構成する全国道路利用者会議(古賀誠会長)は16日、総会を開き、利用者目線での渋滞対策の促進などを盛り込んだ決議を採択した。これを受け、今後は国会議員への要望活動を展開していく。  古賀会長は「道路は地域経済を活性化し、災害時には命を守るライフラインとなる。道路整備は極めて大きな政治課題だ」とあいさつ。石井啓一国土交通相は「道路の施策では渋滞の解消が重要。トラック事業者など関係者の意見を踏まえた上で、全国で対策を展開していく」と強調した。  2018年度の予算や事業計画を承認するとともに、地方会議の要望に基づいた決議をまとめた。  決議では①道路の老朽化対策予算の別枠確保②高規格幹線道路などの未整備区間の解消③高速道路料金の事業者向け割引の継続④トラック、バス、タクシー事業者などの利用者目線での渋滞対策の促進⑤重要物流道路の早期指定と重点整備、特殊車両通行許可の迅速化――など8項目を盛り込んだ。(土屋太朗) 【写真=決議のほか今年度の予算や事業計画を承認】





本紙ピックアップ

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

オススメ記事

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap