物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

陸災防、リフト荷役の出張試験 審査員が希望企業に

団体

2018/05/17 0:00

 陸上貨物運送事業労働災害防止協会(川合正矩会長)は10日、フォークリフト荷役技能検定2級の出張実技試験を開始する、と発表した。出張実技試験では、受検を希望する企業・団体が用意した試験会場に陸災防の審査員などを派遣し、実施。受検者数10~20人から対応し、検定の利便性向上と制度の普及促進を図っていく方針だ。  同検定は、フォークリフトを使った業務の「安全、迅速、正確な作業」を評価するもので、2015年に創設。当初はカウンターバランス式のみだったが、荷役現場で稼働台数が多いリーチ式フォークリフトの2級検定も18年3月から始めている。出張実技試験はカウンターバランス式、リーチ式の両方に対応する。  受検を希望する企業などは、点検試験と実技試験で使用する最大積載荷重1~1.5トンのフォークリフトを各1台、障害物を設置した運転試験コース、運転試験で使用する積載荷重500キログラムの荷物、審査員控え室、採点集計室などの用意を求めている。運転試験コースは、カウンター式の場合が左右8.4メートル、縦16.5メートル、リーチ式は左右8.2メートル、縦12.1メートルのレイアウトになる。  出張実技試験の実施費用は、10人までが5万円で、10人超の場合、1人につき5千円追加される。自前で会場を用意できない場合は、最寄りの陸災防支部の会場を借りて対応することも可能としている。(佐々木健) 【写真=カウンターバランス式、リーチ式の両方に対応(3月に実施した2級検定)】





本紙ピックアップ

ニュース深掘り/交付金法改正案の議員立法、与野党の審議大詰め

 軽油引取税の旧暫定税率廃止後、トラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の5年間継続などを規定する議員立法で、今国会での法案提出に向けた各党の協議が大詰めを迎えている。与野党各党とも前向きに検討しており、今国会で…

NS物流研/学生研究発表、海洋大・黒川ゼミV

 NS物流研究会(樋口恵一会長)主催の「物流関連ゼミ学生による研究発表会(全日本トラック協会、物流ニッポン新聞社後援)」が8日に開かれ、東京海洋大学の黒川久幸ゼミが優勝した。7校が参加し、準優勝は神奈川大学の齊藤実ゼミ、…

運輸労連/26年春季労使交渉、1万7300円中心に要求

 運輸労連(成田幸隆委員長)は、2026年の春季労使交渉での統一要求基準について、物価高対策と他産業との格差是正に向け、定期昇給分1.5%に賃金改善分5%を上乗せし、賃上げ率を24、25年を上回る6.5%、要求額は「1万…

トランコム、直荷主との取引に注力

 トランコム(神野裕弘社長、名古屋市東区)の求貨求車を行う「物流情報サービス事業」は、全国の物流企業と荷主を結ぶ仕組みとして長年同社の事業の中核となっている。1982年のサービス開始以来、「アジャスター」と呼ばれる営業ス…

オススメ記事

ニュース深掘り/交付金法改正案の議員立法、与野党の審議大詰め

 軽油引取税の旧暫定税率廃止後、トラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の5年間継続などを規定する議員立法で、今国会での法案提出に向けた各党の協議が大詰めを迎えている。与野党各党とも前向きに検討しており、今国会で…

NS物流研/学生研究発表、海洋大・黒川ゼミV

 NS物流研究会(樋口恵一会長)主催の「物流関連ゼミ学生による研究発表会(全日本トラック協会、物流ニッポン新聞社後援)」が8日に開かれ、東京海洋大学の黒川久幸ゼミが優勝した。7校が参加し、準優勝は神奈川大学の齊藤実ゼミ、…

運輸労連/26年春季労使交渉、1万7300円中心に要求

 運輸労連(成田幸隆委員長)は、2026年の春季労使交渉での統一要求基準について、物価高対策と他産業との格差是正に向け、定期昇給分1.5%に賃金改善分5%を上乗せし、賃上げ率を24、25年を上回る6.5%、要求額は「1万…

トランコム、直荷主との取引に注力

 トランコム(神野裕弘社長、名古屋市東区)の求貨求車を行う「物流情報サービス事業」は、全国の物流企業と荷主を結ぶ仕組みとして長年同社の事業の中核となっている。1982年のサービス開始以来、「アジャスター」と呼ばれる営業ス…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap