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阪神港海コン協、国政請願むけ署名活動 車限令など課題解決へ

団体

2018/04/30 0:00

 【兵庫】阪神港海上コンテナ協会(山口与嗣雄会長)は19日、理事会を開き、車両制限令違反、特殊車両通行許可申請、コンテナターミナルでの滞留といった課題に対処するため、国政や国会議員への請願を視野に、署名活動に向けた準備を進めていくことを確認した。  阪神間の海コン業界では、2017年4月の車両制限令違反に対する罰則強化以降、阪神高速道路を通行する海コントレーラに対する軸重違反の指導警告が頻発。これまで、道路会社や国道事務所、近畿運輸局などに陳情を行ってきたものの、「根本的解決にはならない」(山口氏)ことから、国政や国会議員への請願に向け署名活動を計画する。  特車許可の取得まで、2、3カ月を要している点について「新車を購入しても、許可を取得するまでは運行できず、事業者の経営を圧迫している」として、国際規格の海コン輸送用トレーラに対する規制の緩和や、許可の迅速化を求めていく。また、長年の懸案となっているターミナルでの滞留対策も「ドライバーの長時間労働改善には、滞留の解消が不可欠」として改善を求める。  今後、署名活動への協力を呼び掛ける文書や、請願書の原案を作成した上で、理事会で具体的な活動方針を検討する。(小菓史和) 【写真=今後、理事会で具体的な活動方針を検討する】





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