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福井ト協/オープンカンパニー、就職希望者の高校生招く 女子生徒も参加「運転者やりたい」

団体

2017/08/14 0:00

 【福井】福井県トラック協会(清水則明会長)は3日、就職希望の高校3年生を招き、2017オープンカンパニーを開催した。セミナーで物流について学んだ後、運送事業者2社を訪問し、施設見学などを行った。  県内5校から女子生徒1人を含む10人が参加。中山武専務は「トラック運送は国民生活を支えるライフラインであり、災害時には緊急物資輸送を行うなど、重要な役割を担っている。いろいろな業界で人手不足が深刻化する中、トラック業界も皆さんのような若い力を必要としている。最近は女性も活躍し、待遇や労働環境はどんどん改善されている」とあいさつ。  セミナーでは、青年部会の藤尾秀樹部会長が講師を務めた。自社(福井貨物自動車)の仕事内容を映像で紹介し、「物流の世界はグローバル化が進んでおり、トラック輸送を中心に路線業務、倉庫、サードパーティー・ロジスティクス(3PL)、国際物流など様々な仕事がある。日本の物流品質は世界一で、これほど優秀なドライバーがそろっている国は他に無い」と強調。  その上で、「トラックは3K(きつい、汚い、危険)と言われてきたが、自動運転や安全対策技術で急速に進化している。そして、東日本大震災では北陸から被災地にたくさんの支援物資を運び、感謝されたとドライバーが喜んでいた。元気で、明るく、思いやりがあり、誠実で健康な人に、ぜひトラック業界に来ていただきたい」と力を込めた。  同行した保護者と教師は、福井貨物自動車(清水社長、福井市)と北陸トラック運送(水島正芳社長、同市)を訪問。点呼や配車などの日常業務についての説明の後、積み込みや仕分け作業を見学した。  物流企業への就職を前向きに考えている高校生も多く、男子生徒は「この業界に入って頑張りたい」「父のようなトラックドライバーになりたい」「トラックの安全対策を知ることができて良かった」といった感想を述べた。  女子生徒は「女性ドライバーが増えていると聞いて安心した。やりたい気持ちが高まってきた」と目を輝かせ、母親も「労働時間や休日などは気になるが、本人が希望するなら、やらせてあげたい」と話した。(星野誠) 【写真=北陸トラック運送で施設見学】





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