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宮城ト協気仙沼支部、新入児童へ交安教材贈呈 事故防止に役立てて

団体

2017/03/20 0:00

 【宮城】宮城県トラック協会の気仙沼支部(臼井真人支部長)は毎年、気仙沼市内の全小学校の新入児童へ交通安全教材を贈呈している。青年部(渡辺耕司部長)を中心に取り組んでいる事業で、7日から9日までに計16校を訪問し、教材を手渡した。初日の7日には気仙沼小学校(小野寺正司校長)で、贈呈式を行った。  新入児童の交通事故防止に役立ててもらおうと、10年前にスタート。ドライバーを含めた会員企業が毎月、空き缶や段ボール、タイヤホイールなどの廃品回収を行い、その収益金で教材を購入。青年部員が手分けして配布している。  教材は「交通安全下敷き」「交通安全パズル」のセット。イラストなどで身の回りの交通標識を分かりやすく説明。下敷きとして使用することで、自然に交通ルールを覚えてもらう狙いだ。  気仙沼市内の小学校は、統廃合で16校となり、前年より1校減少。2017年度の新入学予定児童は414人と前年より16人増えたものの、震災前に比べ100人以上も少ないという。  気仙沼小学校での贈呈式には、臼井支部長と青年部の渡辺部長、村上浩幸氏の3人が出席。小学校からは、小野寺校長とともに、昨年、交通安全グッズを手にした現1年生の児童3人が出迎えた。  渡辺氏が、トラック協会の交通事故防止や環境保全など「社会との共生」を目指す安全グッズ贈呈の趣旨を読み上げ、賞状と29人分の安全グッズを手渡した。新入児童に代わって受け取った3人は「1年間、交通安全を守りました」「車に気を付け、安全に過ごせました」などお礼の言葉を述べた。  小野寺氏は「毎年の贈呈に感謝したい。震災復興で車が増えているが、下敷きやパズルで交通法規を学び、通学時の交通安全に生かされている。安全安心の学校づくりを目指したい」と謝辞を述べた。(黒田秀男) 【写真=現1年生に賞状を手渡す青年部の渡辺部長と、その様子を見守る臼井支部長(左)と小野寺校長(右)】





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