物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

日冷倉協、団地冷蔵影響を注視 北海道 台風被害で厳しい

団体

2016/12/08 0:00

 日本冷蔵倉庫協会(細見典男会長)は2017年3月をメドに、冷蔵倉庫でのトラックの待機時間削減に向けた提言をまとめる。特定の時期の入出庫集中、車両到着予定が知らされないといった原因を洗い出した上で、影響度や対応の難易度をランク付け。冷蔵倉庫業者や荷主、運送事業者向けに取りまとめるが、行政への報告も視野に入れる。(土屋太朗)  2日の記者会見で、業務委員会の西願広行委員長(フリゴ)が作業部会の進ちょくを説明。その中で、提言をまとめる方針を示した。  16年度から物流効率化部会(富永泰輔部会長、福岡運輸)を新設。主な検討テーマにトラックの待機時間削減、10月にスタートした改正物流総合効率化法(物効法)への対応を掲げている。  このうち待機時間削減については、原因を洗い出した上で、対策やそれを講じる場合の難しさを検討。運送事業を手掛けていたり、首都圏に拠点を持っていたりする会員事業者を中心に、これまでに3回の会合を聞き議論を進めてきた。  待機時間発生の原因としては、入出庫が特定の日に集中していることや、車両到着時間などの予約がほとんど入っていない点を指摘。このほか、①営業時間や勤務体制②オーダー情報の不一致③リードタイム不足④保管在庫の適正量超過――などを挙げている。  入出庫や車両到着の予定が知らされないことについては、冷蔵倉庫業者、運送事業者、荷主それぞれに問題があると指摘。予約システムの導入は「空き時間の情報をシステムが的確に伝えられるか、予約のやり取りで運転に支障を来さないか――などの意見が出ている」(西願氏)ため、普及が遅れているとみられる。  今後は、少量・多頻度配送による影響、接車・待機ルールや積み込み手順といった荷さばき関連、荷傷みの不明確な判断基準など検品ルールに関する要因を分析。その上で今年度中に提言を取りまとめる方針だ。  また、改正物効法への対応に関しては、周知を進めていくことを確認。ただ、西願氏は「倉庫自動化設備の固定資産税の減免が無くなったり、複数事業者による申請が必要になったりと、ハードルが高くなった上にメリットが減少した印象があるので、浸透させるのは難しいのではないか」との考えを示した。 【写真=荷動きについて見解を示す細見会長(左から3人目)ら】





本紙ピックアップ

取適法施行、物流取引への影響大きく

 1日に中小受託取引適正化法(取適法)が施行された。従来の下請代金支払遅延等防止法(下請法)から名称を改めるとともに、発注者に対する規制を抜本的に強化する。また、新たに運送委託契約を規制対象に追加したほか、関係省庁連携に…

軽油補助金上げで運賃値引き「取適法違反の恐れ」

 国土交通省、中小企業庁、公正取引委員会は、軽油の補助金(燃油価格激変緩和措置)引き上げに伴う燃料価格下落時のトラック運送業の適正取引の徹底について、荷主関係団体、全日本トラック協会(寺岡洋一会長)を通じ、荷主や元請運送…

与党税制改正大綱、環境性能割を廃止

 自民党、日本維新の会は2025年12月19日、26年度与党税制改正大綱を取りまとめた。自動車関係諸税に関しては、取得時に課せられる自動車税などの環境性能割を3月31日に廃止。自動車重量税のエコカー減税については、燃費基…

国交省、大黒天物産に勧告

 国土交通省は2025年12月23日、トラック・物流Gメンによる集中監視月間に、長時間の荷待ちをさせた疑いで、大黒天物産(大賀昌彦社長、岡山県倉敷市)に対して勧告を行ったことを明らかにした。勧告を受けたのは今回が5社目で…

オススメ記事

取適法施行、物流取引への影響大きく

 1日に中小受託取引適正化法(取適法)が施行された。従来の下請代金支払遅延等防止法(下請法)から名称を改めるとともに、発注者に対する規制を抜本的に強化する。また、新たに運送委託契約を規制対象に追加したほか、関係省庁連携に…

軽油補助金上げで運賃値引き「取適法違反の恐れ」

 国土交通省、中小企業庁、公正取引委員会は、軽油の補助金(燃油価格激変緩和措置)引き上げに伴う燃料価格下落時のトラック運送業の適正取引の徹底について、荷主関係団体、全日本トラック協会(寺岡洋一会長)を通じ、荷主や元請運送…

与党税制改正大綱、環境性能割を廃止

 自民党、日本維新の会は2025年12月19日、26年度与党税制改正大綱を取りまとめた。自動車関係諸税に関しては、取得時に課せられる自動車税などの環境性能割を3月31日に廃止。自動車重量税のエコカー減税については、燃費基…

国交省、大黒天物産に勧告

 国土交通省は2025年12月23日、トラック・物流Gメンによる集中監視月間に、長時間の荷待ちをさせた疑いで、大黒天物産(大賀昌彦社長、岡山県倉敷市)に対して勧告を行ったことを明らかにした。勧告を受けたのは今回が5社目で…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap