物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

トータル運輸、関西営業所を開設 西日本のハブ拠点

物流企業

2016/08/25 0:00

 【北海道】トータル運輸(二村哲史社長、札幌市北区)は10日、関西営業所(兵庫県西宮市)を開設した。これまで関東や九州、中国地区に5拠点を設けており、全国で6カ所目の拠点として西日本地区におけるハブ拠点の役割を持たせる。また、2017年から18年にかけて中京・東北地区にも営業所を新設し、全国展開できる体制を構築していく。(江藤和博)  関西営業所は中国自動車道・西宮北インターチェンジから2キロメートル圏内にあり、車で5分程度の好立地。床面積200平方メートルの倉庫(平屋建て)のほか、ドライバー向けの休憩施設(仮眠所、シャワー)を備えている。当面の配置車両は10台(10トン、4トン車)。  同社は2003年の創立以来、札幌営業所(札幌市手稲区)、埼玉営業所(埼玉県ときがわ町)、神奈川営業所(神奈川県海老名市)、広島営業所(広島市西区)、熊本営業所(熊本市南区)を次々と開設してきた。保有車両は今年末までに120台程度まで増やす見込みで、今後の拠点展開に合わせて更に増車していく。  関西営業所は全国展開の重要なステップで、長距離運行の中継拠点としてドライバーの休憩・休息に有効に活用。改善基準告示を順守して、安全性の更なる向上を狙う。将来的には、関西営業所で車両を交換して発地に戻る連絡輸送も検討していく。また、地元で新規荷主の開拓にも力を入れる。  同社は安全・環境に重点を置いた営業を展開しており、本社営業所ではグリーン経営の認証を取得。また、本社営業所、広島営業所、関連会社のトータル企画(岩沢文夫社長、札幌市北区)で安全性優良事業所認定(Gマーク)を取得する予定で、終的に全営業所での取得を目指す。  また、全車に全地球測位システム(GPS)付きのデジタルタコグラフやドライブレコーダーを装着しており、運行管理の適正化にも努めている。 【写真=将来的には車両を交換する連絡輸送を検討】





本紙ピックアップ

高校生提案、路線バス乗り継ぎ輸送

 物流危機を解決しようと企画した高校生のアイデアが、路線バスの乗り継ぎによる荷物輸送として具体化した。「2024年問題」に関心を持つ広島県瀬戸内高校の生徒が、貨客混載について中国運輸局に相談したのがきっかけ。産学官連携に…

「特車通行」方向性、確認制度で原則自動化

 国土交通省は、特殊車両通行制度について、一般的制限値を超える申請などを除き、全て特車確認制度による自動化を進めていく。道路管理者の負担を減らす。7日の社会資本整備審議会道路分科会の基本政策部会(石田東生部会長、筑波大学…

国交省/宅配便の受け渡し多様化促進、標準約款に「置き配」

 国土交通省は宅配便の多様な受け渡し方法の普及を図るため、標準宅配便運送約款を見直す。2026年度をメドに、「置き配」や宅配ボックスでの受け渡しを明記する。新たに取り組むトラック運送事業者が個別に認可を取る必要がなくなる…

イズミ物流、外国人運転者を積極採用

 ダイセーグループのイズミ物流(平川信社長、東京都千代田区)は、外国人材の採用に早い時期から目を向けてきた。採用準備をいち早く始めたことも功を奏し、外国人ドライバーCrew(クルー)は10月28日時点で11人を雇用。また…

オススメ記事

高校生提案、路線バス乗り継ぎ輸送

 物流危機を解決しようと企画した高校生のアイデアが、路線バスの乗り継ぎによる荷物輸送として具体化した。「2024年問題」に関心を持つ広島県瀬戸内高校の生徒が、貨客混載について中国運輸局に相談したのがきっかけ。産学官連携に…

「特車通行」方向性、確認制度で原則自動化

 国土交通省は、特殊車両通行制度について、一般的制限値を超える申請などを除き、全て特車確認制度による自動化を進めていく。道路管理者の負担を減らす。7日の社会資本整備審議会道路分科会の基本政策部会(石田東生部会長、筑波大学…

国交省/宅配便の受け渡し多様化促進、標準約款に「置き配」

 国土交通省は宅配便の多様な受け渡し方法の普及を図るため、標準宅配便運送約款を見直す。2026年度をメドに、「置き配」や宅配ボックスでの受け渡しを明記する。新たに取り組むトラック運送事業者が個別に認可を取る必要がなくなる…

イズミ物流、外国人運転者を積極採用

 ダイセーグループのイズミ物流(平川信社長、東京都千代田区)は、外国人材の採用に早い時期から目を向けてきた。採用準備をいち早く始めたことも功を奏し、外国人ドライバーCrew(クルー)は10月28日時点で11人を雇用。また…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap