物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

岩ト協、一当事故死ゼロ目標 各支部で荷主セミナー

団体

2016/06/02 0:00

 【岩手】岩手県トラック協会(高橋嘉信会長)は5月24日、総会を開き、2015年度の事業経過と決算を報告するとともに、16年度の事業計画と予算を確認した。  高橋会長が第一当事者となる事故の死者数ゼロを目標に掲げ、「16年度はぜひ達成したい」と強調。加えて、厚生労働省と国土交通省などが連携して、トラック輸送における取引環境・労働時間改善の協議会が、岩手県でも立ち上がっていることを受け、「1月に水沢、3月には花巻の両支部で、荷主向け物流セミナーを開催した。こうした取り組みを各支部に広げていきたい。我々の置かれた現状を荷主企業に理解していただき、長時間労働の改善に努めていこう」と呼び掛けた。  15年度の交通安全対策事業は、7月にドライバーコンテストを開催。12月には岩手運輸支局、労働基準監督署、警察署と連携した年末点検パトロールを実施した。環境対策事業では、6~10月に各支部での省燃費講習会、10月にエコドライブコンテストを行ったほか、県下一斉のクリーンキャンペーンを展開。後方事業として、同月に滝沢市でトラックフェスタを開催した。  藤村秀一副会長が、労働環境の改善・整備の推進やコンプライアンス(法令順守)の徹底、労働災害・重大交通事故の根絶などを盛り込んだ決議を読み上げ、満場一致で採択。一致協力して課題解決に取り組むことを誓い、会を締めくくった。  また、岩ト協会長表彰や交通安全コンクールの表彰式も実施。会長表彰の従業員の部は三浦直樹氏(白金運輸)ら5人、運転者の部には佐々木めぐみ氏(正洸運輸)ら29人に表彰状を贈った。会員事業者数は617。(今松大) 【写真=「荷主向け物流セミナーを各支部に広げていきたい」と高橋会長】





本紙ピックアップ

国交省/業務前自動点呼と拠点間の運行管理、来年度早期に先行実施

 国土交通省は、業務前自動点呼と、ドライバーが営業所間を移動する「人の柔軟な配置」が伴うケースでの運行管理の一元化について、2024年度のなるべく早期に先行実施する方針を固めた。事業者からの早期導入の要請に応えるとともに…

ホワイト物流 賛同の輪(29)/エムケー精工、出荷時間の前倒し徹底

 モビリティー関連・生活機器などを製造、販売するエムケー精工は、物流事業者を重要なパートナーとして受け止め、出荷体制の改善に力を入れる。2019年9月に「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言を行った。環境に…

国交省/運送事業の安全対策、視野障害WG新設

 国土交通省は21日、自動車運送事業安全対策検討会(酒井一博座長、大原記念労働科学研究所主管研究員)の会合を開き、2024年度の取り組み方針を確認した。23年度に設置した四つのワーキンググループ(WG)を再編し、24年度…

地区宅便「コニポス」、ポストサイズ商品配送

 セイノーホールディングスグループの地区宅便(河合秀治社長、東京都練馬区)は4月から、ポストに投函できるサイズの商品を届ける新サービス「コニポス」を本格的に始める。メール便事業で長年培ったノウハウやネットワークを活用する…

オススメ記事

国交省/業務前自動点呼と拠点間の運行管理、来年度早期に先行実施

 国土交通省は、業務前自動点呼と、ドライバーが営業所間を移動する「人の柔軟な配置」が伴うケースでの運行管理の一元化について、2024年度のなるべく早期に先行実施する方針を固めた。事業者からの早期導入の要請に応えるとともに…

ホワイト物流 賛同の輪(29)/エムケー精工、出荷時間の前倒し徹底

 モビリティー関連・生活機器などを製造、販売するエムケー精工は、物流事業者を重要なパートナーとして受け止め、出荷体制の改善に力を入れる。2019年9月に「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言を行った。環境に…

国交省/運送事業の安全対策、視野障害WG新設

 国土交通省は21日、自動車運送事業安全対策検討会(酒井一博座長、大原記念労働科学研究所主管研究員)の会合を開き、2024年度の取り組み方針を確認した。23年度に設置した四つのワーキンググループ(WG)を再編し、24年度…

地区宅便「コニポス」、ポストサイズ商品配送

 セイノーホールディングスグループの地区宅便(河合秀治社長、東京都練馬区)は4月から、ポストに投函できるサイズの商品を届ける新サービス「コニポス」を本格的に始める。メール便事業で長年培ったノウハウやネットワークを活用する…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap