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ゼンリンなど、浪江町で貨客混載実証 オンデマンド交通に導入

産業

2021/12/27 16:50

 ゼンリンは21日、2022年1月7日から1カ月間、福島県浪江町で貨客混載とオンデマンド配車サービスを組み合わせた実証を開始する、と発表した。人とモノの移動ニーズをマッチングさせて物流と旅客輸送の効率化を検証する取り組みで、日産自動車、イオン東北(辻雅信社長、秋田市)、日本郵便東北支社(小野木喜恵子支社長、仙台市)、長大(野本昌弘社長、東京都中央区)の4社と共同で実施する。
 2月に締結した協定に基づいて始めた無料オンデマンド交通の実証実験「なみえスマートモビリティ」のサービス第2弾。今回は避難解除区域を含む同町全域に対象地域を拡大し、買い物支援の一環としてイオン浪江店(浪江町)の商品を配送する。
 町中心エリアは当日中にサービス車両が直接自宅まで、周辺部は郵便局まで運送し、翌日に日本郵便が配達する。料金は無料で、スマートフォンまたは町内に7カ所ある「デジタル停留所」で予約できる。
 運行車両は3台で、町中心部は月曜から土曜まで、周辺部は毎日予約を受け付ける。(原田洋一)





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