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日本化薬、産業用ドローンむけパラシュート実証実験

テック

2021/11/01 17:28

 日本化薬(涌元厚宏社長、東京都千代田区)は1日、国家戦略特区の兵庫県養父市と協力し、産業ドローン向け緊急パラシュートシステム「パラセーフ」を用いた実証実験を10月26日に行い、ドローン緊急降下時のパラシュートの有効性を確認した、と発表した。

 パラシュートの面積は12平方㍍で、本体重量は1㌔グラム。25㌔までのドローンの落下に対応できる。パラシュート使用時は、不使用時と比べ落下速度を6分の1以下に抑制する。

 実験ではドローンを高度40㍍まで上昇、ホバリングさせ、モーターを停止。1秒後にパラセーフを作動し、パラシュートを使用した。もしドローンが地上の建物や人に衝突することがあったとしても、建物や人に与えるダメージはパラシュートなしで自由落下してきたドローンに比べ、非常に小さくできると推測している。(菊地将矢)

不使用時と比べて落下速度を1/6以下に抑制する




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