陸災防／60周年記念大会、災害増加に危機感　荷役労災防止を強化

　陸上貨物運送事業労働災害防止協会（齋藤充会長）は10月28日、東京都で全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会を開催した。創立60周年の記念大会で、今後の安全衛生活動の方向を示すシンポジウムを開催し、荷役労災の減少に向けた官民の取り組みなどを発表。齋藤会長は、2023年にスタートした、国の第14次労働災害防止計画で昨年の死亡災害が増加したことに危機感を示し、「陸運業は物資輸送を基盤に経済を支える産業であり、労働者の安全確保は重要な使命。安全で健康な職場の確立は、陸運事業者の責務だ」と訴えた。（佐々木健）