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トランストロン/ネット型デジタコ、累計販売13万台突破 クラウド管理を手軽に

団体

2018/06/14 0:00

 トランストロン(大岡信一社長、横浜市港北区)が販売する富士通製のネットワーク型デジタルタコグラフ(デジタコ)の累計販売台数が、2018年3月末時点で13万台を突破した。発売から8年の間に、機能を絞ってコンパクト化した「DTS―F1A」をはじめ、ラインアップを拡充。運送事業者が自社の配送形態に合った機種を選び、クラウドサービスで手軽にリアルタイム管理できる環境を整えている。  ネット型デジタコは、カードレスでパッケージソフトを購入する必要が無く、専用のクラウド型運行支援サービス「ITP―WebService」を使い、手間を掛けずにリアルタイム運行管理を行える。  高機能で中・長距離輸送に適している「DTS―D1」シリーズに加え、17年12月からは、操作ボタンを二つに絞り、シンプルな機能でコンパクト化した「DTS―F1A」も新登場。ドライブレコーダー(DR)を既に導入している車両や、地場中心で配送距離は短いものの、店着時間管理や温度管理が必要な食品、医薬品輸送などで需要が見込まれている。  また、中・長距離トラックにD1シリーズ、地場配送車にF1Aをそれぞれ装着している場合に、クラウド型運行支援サービスを使って保有車両を一元管理することも可能だ。  D1シリーズ、F1Aともに、高速データ通信専用のLTEモジュールを標準装備。アルコール検知器、富士通製の眠気検知システム、温度管理センサー、冷凍機などの外部機器との連携もできる。  同社情報サービス事業推進部では「どの機種も24時間365日体制のアフターサービスを整えている。安心して手軽にリアルタイム運行管理を体験し、安全・品質向上とコンプライアンス(法令順守)に役立てて欲しい」としている。(吉田英行) 【写真=シンプルな機能でコンパクト化した「DTS―F1A」】





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