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アキタ、いすゞ大型CNG車導入 中部ー大阪 週6日3往復 環境保護の姿勢アピール

物流企業

2019/03/22 0:00

 アキタ(加藤誠社長、名古屋市中村区)は、いすゞの大型CNG(圧縮天然ガス)トラック「ギガCNG-MPI Gカーゴ」を導入し、稲沢営業所(愛知県稲沢市)を起点に、中部ハブセンター(愛知県小牧市)と大阪湾岸センター(大阪市此花区)間の往復400キロを週6日、3往復で運用していく。導入車両は、佐川急便(荒木秀夫社長、京都市南区)の運行便として活用。16日、萩原営業所(愛知県一宮市)で導入披露会を開き、環境保護の姿勢をアピールした。(梅本誠治)  導入披露会で、加藤社長は「当社は、東北から九州まで全国23拠点を690台のトラックでつないでおり、愛知県内では今この瞬間も、200台が国民生活に重要なライフラインを担っている。ただ、業界は人手不足、コンプライアンス(法令順守)の徹底など多くの課題を抱えており、環境負荷低減に向けて地球規模で対応するのは難しい」と指摘。  その上で、今回のCNGトラック導入について「CO2(二酸化炭素)やNOX(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)の排出量削減とともに、リスクマネジメントの一つとして軽油以外の動力源になることを期待している。これを機に、国民のより豊かな生活に貢献していきたい」と述べた。  披露会には、愛知運輸支局や愛知県、佐川急便に加え、燃料インフラ整備で運行をサポートする各社の関係者が参列。いすゞ自動車中部(名古屋市南区)の野口典一社長から、加藤氏にゴールドキー、導入車両と同じラッピングを施したトラック模型の記念品が贈られ、テープカットで納車を祝った。  愛知運支局の杉本忠久・首席運輸企画専門官は「大気汚染の原因となるCO2やNOX、PMの排出が少ないCNGトラックの購入を決意された加藤氏の英断に敬意を表したい。今後も大量輸送で環境保全効果の高い大型CNGトラックが、県内でより多く普及していくことを願っている」と祝辞。  いすゞ自動車販売(池本哲也社長、東京都品川区)商品・架装政策部の若村泰弘部長も「CNG車はこれまで、都市部の環境改善に向けて中型車を中心に普及が進んできたが、最近では大型車でもディーゼル車を凌駕(りょうが)する環境性能を発揮するようになった。航続距離など課題はまだあるが、先進的な事業者に使ってもらい、更にデメリットの少ない愛されるCNG車を開発したい」と話した。 【写真=納車を祝い関係者でテープカット】





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