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TRC/創立50周年感謝の集い、500人が節目祝う

物流企業

2017/11/20 0:00

 東京流通センター(TRC、小野真路社長、東京都大田区)は15日、中央区のホテルで「創立50周年感謝の集い」を開催した。関係者500人が節目を祝うとともに、首都圏物流の生産性向上への更なる寄与と災害対応力に期待を示した。  小野社長が「当社創立の1967年は、学生運動や小笠原諸島の返還などがあった年。50年を経て、今日の集いには国土交通省幹部や地元の大田区長、東京商工会議所や日本政策投資銀行のトップにお越ししただくことができた。6月に新棟が竣工したところだが、引き続き、支援をお願いしたい」とあいさつ。  来賓を代表し、東京商工会議所の三村明夫会頭は「設立時には当時の会頭が発起人となるなど、TRCとは浅からぬ縁がある。TRCはこれまで首都圏の物流の生産性向上と競争力強化に寄与してきたが、加えて物流拠点としての災害対応力も極めて重要な役割だ」と強調。  続いて、TRC役員と三村氏、国交省の栗田卓也都市局長、重田雅史・大臣官房物流審議官、大田区の松原忠義区長、日本政策投資銀行(千代田区)の柳正憲社長、三菱地所の吉田淳一社長らが法被姿で登壇し、鏡開きを行った。  乾杯の音頭を取った、開設当初からのテナントである紀文食品(保芦将人社長、中央区)の落合正行取締役相談役は「50年前のTRC開設は新たな物流の時代の幕開けとなる、一大プロジェクトだったと聞いている。創立に関わった先人たちの先見の明、時代を先取りする志に敬意の念を抱いている。TRCは50年間首都圏の物流の発展を支えてきた。更なる飛躍を祈念している」とエールを送った。(吉田英行) 【写真=関係者が法被姿で鏡開き】





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