宮城ト協亘理地区会、警察と災害時協定 発電機など無償提供
団体
2016/10/10 0:00
【宮城】宮城県トラック協会仙南支部の亘理地区会(渡部長一会長)は9月28日、亘理警察署と災害時の応急対策協力に関する協定書を締結した。 電源が失われた場合の信号機を可動させる発電機をはじめ、道路保安用のカラーコーンやバリケード資材、土砂崩れで不通になった道路の撤去作業を行う油圧ショベルやクレーン車などの重機を無償で提供する。 東日本大震災を機に、宮城ト協(須藤弘三会長)では支部単位で管内市町村との緊急物資輸送に関する協定を締結してきたが、警察署と交通安全や道路通行確保のための協定を結ぶのは珍しい。 渡部会長と役員らが同署を訪れ、締結書を交わした。併せて、隣接する町民グラウンドに重機搬送用のトラックやクレーン車を集結させ、支援強化をアピールした。協定書によれば、警察署だけでは対応できない大規模災害や大事故が発生した場合、応急対策として同会に支援を要請する。亘理地区会は、対策に必要な資材や重機、車両を提供するほか、必要な作業員も無償協力する。(富田久男) 【写真=協定書を交わす渡部会長と佐々木署長】