香ト協、女性部会を設立 部会長に岡氏
団体
2016/07/07 0:00
【香川】香川県トラック協会(楠木寿嗣会長)は6月23日、県トラック総合会館で女性部会の設立総会を開いた。国土交通省がトラガール促進プロジェクトを進める中、男性社会のトラック業界で、女性ならではの視点から提案をし、労働環境改善や人手確保など、業界の活性化や地位向上につなげていく。地方トラック協会で女性部会を設けるのは全国で17番目。 2015年に楠木会長の指示を受け、女性部会設置の方針を固め、16年3月の理事会で決定。本部の正副会長も発起人となって準備を進め、会員22人でスタートした。 部会長に岡佐智代氏(47、北四国産業)、副部会長には金子泰子氏(讃州倉庫)、監事に武田弘子氏(四国倉庫)が就任。任期は設立総会での選任時に1年、来年の総会以降は規約通り、2年となる。 岡部会長は「微力ながら皆さんの力を借りつつ頑張っていきたい」とあいさつした。 事務局は本部に置き、運営を支援する。事業計画として①情報交換、調査研究②研修会、交流会、勉強会などの開催③社会貢献活動への参加④会員相互の親睦を図るための諸行事⑤このほか、部会の目的達成に必要な事項――を挙げている。会費は1社当たり年2万円。 16年度は、研修会、勉強会を開催するとともに、部会内や他県女性部会との意見交換や交流会を実施。また、女性が活躍できる業界を目指して広報活動を行い、社会貢献活動についても協議・検討する。予算は64万円。 楠木氏は設立総会の冒頭で「最初は会員がなかなか集まらなかったが、香ト協の会員数(570事業所)を思えば、多い人数で発足できた。国はトラガール促進プロジェクトを進めており、女性でなければ出来ないことがある。本部もできるだけ応援するので、今後ともよろしくお願いしたい」と期待を寄せた。 また、「香ト協の活動内容を知ってもらうため、女性部会長にはオブザーバーとして本部理事会に出席してもらいたい」と述べ、これから理事会の承認を得ていく考えを示した。 総会終了後、香川労働局の室谷留美雇用環境・均等室長による「女性の活躍促進について」と題する講演を聴いた。(江藤和博) 【写真=岡部会長(最前列中央)ら会員22人でスタート】