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愛知ト協、中京大と連携協定 人材育成&健康促進で

団体

2016/04/28 0:00

 愛知県トラック協会(小幡鋹伸会長)は、中京大学を運営する梅村学園(梅村清英理事長)と、人材育成・健康関連事業の連携協力に向けた協定を締結した。小幡会長が力を入れる健康に関する研修を充実させ、高齢者の継続雇用や健康で長く働いてもらえる体力づくりを通じ、業界の人手不足を解消したい考え。大学は学生の現場実習や研修、研究室のデータ収集といった活用を期待している。  5日に仮オープンした中部トラック総合研修センターで実施する研修事業を中心に、①教育・研究・産業振興②人材育成及び社会貢献③トラック運送事業における安全運行の確保と従業員の健康促進④物流業界の継続発展と社会全体の経済性向上――などの分野で大学の様々な学部・学科と協会が連携。双方が有益と認める事業を推進する。  15日の調印式で、小幡氏が「教育・研修ではこれまで、我々の使命となる『安全』を第一に考えてきたが、これからは『健康』を新たな柱に加えていく。そうした中で、今日は記念すべき日になった。全ドライバーと業界で働く従業員が健康に働けるようなモデルをつくり、全国に広げ、一億総活躍社会をトラック業界がけん引していけるようにしたい」とあいさつ。  梅村理事長は「当校は2014年に開校60周年を迎えた。これからの10年に向けた新たな社会連携の中で、日本経済の成長に欠かせない物流業界の手助けができるのはうれしい。11学部18学科の中で、お互いにメリット  具体的な施策は、15年10月に立ち上げたワーク・ライフ・バランス協議会(WLBK)で議論を重ね、秋頃に予定する答申を受けて実際に仕事と健康の両立が認められる事業を発表する方針。「ドライバー体操」(仮称)など新たな業界標準づくりも視野に入れる。(梅本誠治) 【写真=協定書を手に握手を交わす小幡会長(右)と梅村理事長】





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