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京都適正化機関、E判定改善進まず 4事業所ランクダウン

団体

2015/04/02 0:00

 【京都】京都府貨物自動車運送適正化事業実施機関(金井清治本部長)が3月24日発表した、2014年4月~15年2月までの巡回指導結果によると、総合評価でE(大変悪い)と判定された17事業所のうち、12事業所は前回訪問時から改善が進んでいないことが分かった。4事業所はD(悪い)からランクダウンしており、事務局では「保有車両台数が少なくなるにつれ、総合評価も低くなる傾向がある。一方、車両が増えると管理体制も充実している」としている。(落合涼二)

  382事業所を巡回。総合評価で、A(大変良い)が103事業所、B(良い)は132事業所と、合わせて6割以上を占め、一方、DとEは計56事業所と全体の14.6%、C(普通)は91事業所だった。

  保有車両台数でみると、5台未満(22事業所)は、Cが9事業所と一番多く、D5事業所、Eが2事業所。

  5~9台(165事業所)でもCが52事業所と最多。以下、B48事業所、A32事業所、D20事業所、E13事業所の順。50台以上(16事業所)になるとD、Eはゼロとなっている。

  不備が多く見られる項目は、事業報告書及び事業実績報告書の提出(42.3%)がトップ。次いで、点呼の実施及びその記録・保存(35.1%)、乗務員に対する指導監督の実施及び記録・保存(29.8%)など。

  「5~9台の事業所では、トラック協会の非会員で不備が目立つ。特に、報告、点呼、教育面で多い。法令関係の改正を知らないケースもあり、情報が十分に収集できていないと思われる」(事務局)





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