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物流企業
2019/04/30

大王運輸/おとどけ王子&たべねっと、PR・マーケティング強化 商品カタログ作り直し

t.kokudo
物流ニッポン

 【三重】大王運輸(天白拓治社長、三重県明和町)は、「運ぶものは自分たちで作る」(天白社長)方針の下、地産地消ネットワーク「たべねっとみえ」や、1日にスタートさせた個人向け宅配「おとどけ王子」といった販売関連事業を中心とした経営戦略を促進するため、今後はPR、マーケティング面の強化を図っていく。(星野誠)
 愛称を「おとどけ王子」とした宅配事業は、全国農業協同組合連合会(JA)の関連団体から引き継ぎ、大王運輸が独自にブランド化したもの。三重県内の農家の高齢者ら、いわゆる「買い物難民」の注文に応じ、生鮮食品、加工食品、日用品など2千アイテムを配達する。
 天白社長は「野菜などは良く売れているが、生鮮品はフォローが大変。やることが一気に増えて忙しくなっている。また、既存の顧客を守りつつ、新規を増やすためにも、PRの強化が大事になる」と強調。JA関連団体の商品カタログをそのまま使ってきたが、より顧客への訴求力が高いものに作り直すことを考えている。
 一方、地元の特産品を集荷し、人口が多い消費地で販売する「たべねっと」は2018年5月、同様の事業を行う路線バス会社の神姫バスと提携を開始。女性を含めた若手スタッフの活躍もあり順調に推移しているが、顧客ニーズを把握し、売れる商品を発掘するため、マーケティングを重視していく。
 天白氏は「スーパーマーケットの専用コーナーでは、特にブランド品でもない、ごく普通のせんべいや梅干しが良く売れる。他にも、スーパーの商品より値段が高くても売れるものは少なくない。理由を詳しく分析した上で、商品選びに生かしたい。PRやマーケティングの知識とセンスを持った、全く新しい人材が必要かも知れない」と語る。
 また、トラック業界で人手不足が深刻化する中、天白社長は「荷主と運送事業者の関係が大きく変化しつつあり、必ずしも楽観できる状況ではない。運ぶものは自分たちで作ろうと、販売関連事業を手掛けてきたが、今後も更に進めていく。将来的には『たべねっと』と『おとどけ王子』の2部門を併せて分社化した、販売子会社を立ち上げたい」と話す。(星野誠)
【写真=たべねっとでは女性・若手スタッフが活躍】

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