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行 政
2019/03/19

高速道路4車線化/対象区間、暫定2車線1600キロから抽出 国交省 地域実情ふまえ優先 無料→有料も推進

t.kokudo
物流ニッポン

 国土交通省は今夏にも、高速道路の「安全安心計画(仮称)」を策定し、現在、対面通行区間となっている有料の暫定2車線区間1600キロから、4車線化に取り組む区間を抽出する。対象区間は、暫定2車線のままでは車両通行が遅延したり、災害時の代替機能が弱かったりすることなどをポイントに選定。地域の実情を踏まえて優先的に実施する区間を選び、順次4車線化していく。(辻本亮平)
 11日、社会資本整備審議会道路分科会の国土幹線道路部会(朝倉康夫部会長、東京工業大学環境・社会理工学院教授)で、高速道路の安全・安心に関する施策の取り組み状況を報告した。
 暫定2車線区間の4車線化は、2017年12月に公表された基本方針に基づくもの。区間抽出のポイントには①速度低下率・事故防止②ネットワークの代替性③大規模災害からの早期復旧――を挙げる。大規模災害からの復旧は、重要インフラの緊急点検で明らかになった法面(のりめん)の危険箇所を対象とするもので、19年度からの候補として16区間85キロを選定している。
 速度低下率に関しては、選定基準に「25%以上」を挙げている。事故防止では、インターチェンジの分合流部に付加車線を設置していない箇所などが該当する。
 また、ネットワークの代替性では、並行道が津波浸水区域となっているなど通行止めとなるリスクの高い区間を抽出。また、高速道路本線が災害・事故対応、老朽化対策の工事などで、通行止めが長期間発生する区間も対象となる。
 4車線化事業では、現在無料の暫定2車線区間を有料化し、利用者負担により整備することも推進。負担の公平性を担保し、将来的な維持管理費の税負担を軽減する狙いがある。
 高速道路の安全・安心に向けては、逆走防止にも取り組んでいる。分流部・出入口部などで物理的・視覚的な対策を実施。先行して行った箇所では一定の効果が確認できた。更に、逆走が発生した地点ごとに、民間企業から公募・選定した新技術による対策を推進する。
【写真=高速道路の安全・安心に関する施策の取り組み状況を報告】

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