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物流企業
2018/04/16

メタル便/浦安発便、運賃10%アップ 顧客の抵抗「一切なし」

t.kokudo
物流ニッポン

 【千葉】長尺や異形状の鋼材・鉄鋼などの共同配送を手掛けるメタル便(梶大吉社長、千葉県浦安市)は1日から、浦安発の共同配送便の運賃について、平均10%アップさせ、運行を開始している。顧客に対しては事前に周知したが、「抵抗の様子は一切無い」という。同時に、配送便数やエリアの拡大といったサービス拡充、受注・運行体制の再整備なども行っており、万全な準備を整えてから運行開始日を迎えた。(井内亨)
 値上げの理由として、ドライバーの労働条件改善に向けた人件費増加や燃料価格の高騰などを挙げる。こうした経営環境の中、ヤマト運輸(長尾裕社長、東京都中央区)や佐川急便(荒木秀夫社長、京都市南区)をはじめとした宅配便の値上げが始まり、メタル便も共配便の運賃改定について検討し始めた。
 同時に、受け切れていなかった配送依頼にも応えるため、受注・運行体制を再整備。対象エリアの拡大と便数の増加などでサービスを拡充し、新料金での運行に向けた準備に1年間ほど注力した。また、同社が価格決定権を持つため、荷主交渉はしていない。
 事前に運賃改定を周知するため、今まで取引したことのある企業に、案内文書を一斉にファクス。しかし、値上げに対する抵抗が一件も無かったため、周知できているか不安に思い、3月に再度ファクスした。これでも、抵抗を示す問い合わせは無かった。梶社長は「1個単位で単価が低いため、抵抗が少ないのではないか」と指摘する。
 既に値上げを行ったメタル便グループの他の拠点では、運賃改定とサービス拡充の案内を同時に周知したことで、受注が増加。この実績を踏まえ、同社でも同様に、サービスを拡充したことを同時に案内した。この結果、他社が避ける特殊なサービスが改めて認知されたこともあり、新料金表の取り寄せ希望が殺到。1週間も経たないうちに200セットの要望があったという。運賃改定による取り扱い荷物量の減少は今のところみられず、むしろ増加につながりそうだ。
【写真=万全な準備を整えてから運行開始】

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